【導入前の課題】
・膨大な情報を人力で判別するという非効率な業務
・提案数アップを目指しても、1日8時間かけて20件程度の提案が限界。さらに面談設定まで繋がるのは週に2~3件程度
・新入社員の営業担当者がメールからのマッチングに苦労。モチベーションも低下
【導入後の変化】
・AI による情報整理で、検索効率が各段に向上。さらにマッチング候補のリストアップにより提案数も大幅増
・1日のマッチング業務時間は4時間に半減しつつも提案件数は倍以上に。週に5~6組のマッチングが成立
・新入社員の営業担当者がSESのマッチング方法を学ぶツールとしても活用。やったことが可視化されモチベーションもアップ
・提案の量・質の両方の改善により、売上は3年で25倍に!
◉会社概要
企業名:株式会社ネクストクリエーションズ
URL:https://nextcreations.co.jp/
設立:2020年2月6日
売上:約10億円(2023年4月期実績)
従業員数:300名(グループ社員含む)
株式会社ネクストクリエーションズ 石井 翔吾 代表・平川 和泉 様
細部までSES事業に特化したコアラを見て、すぐに導入を決めた
――まずは御社の紹介と、コアラを知った経緯について教えてください。
(石井 翔吾 代表)※以下、敬称略
私どもネクストクリエーションズは、SES事業を中心に、広告ソリューション事業、クリエイティブ事業、プラットフォーム事業を展開するスタートアップ企業です。特に主要事業であるSES事業では、メンバーの努力によって、創業から半年で1日6,000通を超える案件・人材メールが届くようになりました。しかし、メールの確認業務は非常にアナログだったためマッチング数には限界があり、せっかくの情報を生かしきれないという問題がありました。
我々のようなスタートアップ企業が圧倒的なスピードで成長していくためには、従来のアナログ式のSES営業ではなく、大量の情報を一瞬で整理できる新しいシステムが必要だと痛感しました。そのようなシステムを探していたところコアラを知り、すぐに導入を決めました。
ちなみに、他にもプログラムベースでメールを処理するツールなどは見かけたのですが、大量のメールをAI でリアルタイムに処理できるSES事業に特化したシステムは、コアラだけでした。
――コアラを導入する前には、マッチングにどのような課題を抱えていましたか?
(平川 和泉 様)※以下、敬称略
膨大な情報を人力で判別するため、時間がかかる上にマッチング精度も低いという課題がありました。
導入前の業務手順としては、共通のメールボックスに届いた案件メール・人材メールをスキル別などでフォルダに振り分けて、内容を精査した上でマッチングしていましたので、工数がかかり非常に効率が悪いと感じていました。さらに当時の私は新卒でIT業界についての知識も少なかったので、たとえマッチングが成立したとしても、本当にベストな提案ができていたかは、正直なところ分かりませんでした。
当時は1日8時間かけても、20件程度の提案が限界。20件というと多いと感じるかもしれませんが、弊社は当時起業したばかりのスタートアップです。とにかくまずは提案数にフォーカスし、分母を増やしていくことを重視していたので、自分の感覚ではまだまだ少ないと感じていました。それだけ提案しても、面談設定まで繋がるのは1週間に2、3件程度でした。
コアラ導入後、作業時間は半分、成果は倍以上!
――実際に導入した印象はいかがでしたか?
(平川)まさにかゆいところに手が届くツールだと感じました。新卒で入社した私にとって、コアラは業務の効率化だけでなく、IT用語やマッチング方法の習得にも役立ちました。
コアラを導入してからまもなく3年が経過します。その間に私の業務内容も変わり、マッチング以外の業務も増えました。現在マッチング業務にあてられる時間は多めに見積もっても4時間程度です。しかし、時間は半分になりましたが、提案件数は倍以上になりました。また、当時は提案してもマッチングできるのは週に2、3組程度でしたが、現在は週に5、6組程度マッチングが成立するほどに。コアラ導入で、時間短縮だけでなく、マッチングの精度向上の効果も感じています。
(石井)コアラはマッチング業務だけでなく、若手の教育にも役立っています。弊社には新卒の営業担当者も多いのですが、エンジニア経験でもない限りは技術のことはなかなか分かりません。開発言語は数えきれないほどありますし、インフラなのかクラウドなのか、また作業のフェーズによっても求められる技術が違います。エンジニアに対して一番良い案件を紹介しようとしても、どういう検索でどうやって案件を探せばいいのかが分からないで苦労してしまうことが多くあります。
コアラではAIが重要なスキルをハイライトしたり、マッチング候補をAIがリストアップしたりしてくれるので、若手社員はコアラの提案候補からマッチング方法を学ぶことができます。
※ コアラでは選んだ案件や人材に対してAI がマッチング候補を自動でリストアップします
――特に、コアラのどのような機能が便利だと感じましたか?
(平川)検索機能が最も作業効率を上げてくれました。ただ単語を検索するだけではなく、単価や年齢、国籍など細かい設定で検索できるのは、非常に便利な機能だと思っています。
※ コアラではメールが案件・人材に自動で振り分けられ、メール内から自動的に抽出された商流深度、金額、雇用形態などの条件で検索できます
(石井)レポート機能のデータ分析は、営業戦略を練るのに非常に役立っています。社内に届く膨大な量のメールから、今月は開発系の案件が多い、女性の技術者の求人が多いなど、月ごとの傾向をまとめててくれますし、年齢層や単価などの相場が分かるので、経営側としてはKPIを立てやすくなり、非常に助かっています。
※ コアラのレポート機能を使うと、スキル毎の相場情報や、各BPの特徴を分析できます
あとは、「王冠」機能。同じエンジニアについてA社、B社、C社と複数のBPから人材メールが届いている場合、視覚的にわかりやすいように並べて表示した上で、最も商流の浅い会社に「王冠」マークを付けてくれます。これはSES営業について熟知していなければできないサービスだと思い、感動さえ覚えましたね。
※ コアラの王冠マーク機能では、出元が同じ案件・人材について、最も条件が良いメールに王冠マーク、それ以外に王冠斜線マークを表示することで、自社の利益を最大化することができます。
コアラを導入して3年ほど経過しましたが、使っていくうちにどんどん新しい機能が追加されていくことにも驚きます。顧客からの声に対するレスポンスも非常に早く、要望を真剣に検討してくれます。コアラの機能向上とともに、弊社も圧倒的なスピードで成長してきた3年間でした。
導入して以来、3年で売り上げは25倍に!コアラの機能向上が自社の成長にもつながった
――コアラは御社にどのような貢献をしていますか?
(石井)コアラ導入後、弊社の売上は約25倍にまで成長しました。会社設立から半年後にコアラを導入しましたが、1期目に約4,000万円だった売上が、翌年に2億円になり、今期は10億円になります。そのような急速な成長に対して、コアラは大いに貢献してくれたパートナーと感じています。
売上だけでなく、社員の働き方も変わりました。SES営業の効率がよくなった分、他の業務ができるようになりましたし、マッチングの精度が上がったことで、弊社のサービス自体の質も向上しました。
私たちのサービスはエンジニアありきなので、彼らにはよい条件でスキルアップできる案件を提供したいし、会社としても長く安定して働いてほしいという思いがあります。また、案件にマッチしたエンジニアを紹介することで、クライアントからの信頼も得られます。マッチングの精度を上げることは、お客さまとエンジニア双方の満足度向上につながるのです。
――御社の成長のため、今後どのようにコアラを活用していきたいと考えていますか?
(平川)すでにコアラはSES業界のマッチングシステムとして、最先端にいると思います。コアラの今後の進化に乗って、私たちもサービスをより充実させ、お客さまに貢献していきたいと思います。
(石井)コアラを開発するリフ社の開発メンバーの方々からは、SES業界を良くしたいという本気が伝わってきます。今後はフロント業務だけに留まらず、バックオフィス業務などにも機能を広げていき、SES事業のトータルサポートを担うシステムになってほしいと思います。
コアラの導入によって、弊社は大きく成長してきました。ですから、今後もっとよい機能を追加し発展してくれるよう、私たちからもアイデアを提供し、共に成長していきたいと考えています。
◉インタビュイープロフィール
石井 翔吾
株式会社ネクストクリエーションズ
代表取締役
平川 和泉
株式会社ネクストクリエーションズ 営業部
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